【 五輪勝手に後記 】感謝と、喜びと楽しみ。
オリンピック、今回は外も寒いしテレビにはりついて楽しみました。
いいね、時差なし平昌!!
歳のせいなのか、涙腺が刺激されまくって困る困る。
自分よりも一回りそれ以上若い人たちが立派過ぎて感服です、ハイ。
と思えば、同世代もまだ現役で頑張ってて若い世代の突き上げにも負けていないのを、羨み半分尊敬の念を抱いたり。
コストナーさんとかね。葛西パイセンはもはや違う意味で論外。
初っ端は、知らないうちに銅メダルをかっさらったモーグルの原くん!渋谷!!
彼があんなに軽やかにメダルを獲らなければ、今回ここまでのめり込んでオリンピック観なかったかもしれない。
今までのオリンピックやメダルって、もっと念がこもってるというか、いろんな意味で重たく感じていたけれど、あの爽やかな勝利はわたしのオリンピックへのイメージを一新してくれた。
そして、改めてウィンタースポーツ、特にスノーボードの格好良さにぞくぞくした。
歩夢くんso cool!男前すぎる!
ショーンより全然大人!!
何やっても成功しそうな、あの冷静さと一本筋の通ったメンタリティは、気が早いけどスノーボード以降どんな道に進むのかが楽しみ。
高梨沙羅ちゃんには、心の在り方に金メダル。
この数年を心折れずにやり抜いて、メダルを取るまでになったこと、本当に凄い。
伊藤有希ちゃんとのハグは、二人の関係性がよく出てた。涙爆発!!
そして、高木美帆!
あのやんちゃ感に、あえての呼び捨て。
天才が努力した、そこから生まれる驚異の力をいかんなく発揮。
小平奈緒さんは、金メダルも心から嬉しかったけど人柄まで素晴らしい!!
獣のような、ってわたしもレース中のあの目を見たらそう感じた。
インタビューの時に見せるほんわり優しげな眼差しとは全く違う、頂に狙いを定めた鋭い眼光。格好良かった!
サンファさんと讃えあう姿は今年一の人物写真になりそう。国の違う二人の心が通い合っていることが世界に伝わっていた。
羽生くんは異次元、やっぱり王者。競技前の会見から場を制覇してた。
昔々天下統一した人達って、こんな感じやったのかしら…。
勝つ事だけを狙いに行く潔さがとても男性的。
また違うけど、昌磨くんも普通じゃない。
屈託ない煌めき、可愛さはパディントン級。
渡部、金色を取らせてあげたかったよ…。
勝負は時の運をあれほど実感することはなかったなぁ。
ドイツの連隊が、ガンダムのなにがしに見えたっていうのは納得。恐ろしい強さやった。
フィギュアのアイスダンス、村元&リードのペア、素晴らしかった。
桜と風、日本固有の美が氷上に現れた。
メダル組の迫力や緻密さには及ばないかもしれないけど、心の底から
作品を大切に思い表現する二人は確かに美しくて涙。
演技後のインタビューで感謝を伝え合う二人は、これからより濃い二人の世界を作り上げていくんだろうと期待させる雰囲気を醸し出していた。
フィギュア女子シングルは、宮原知子ちゃんも坂本花織ちゃんも個人ショートにはばっちり照準合わせてきて、パーソナルベスト!
上位5位全員がパーソナルベスト更新ってどんな戦国時代?!
そこで自分の演技をやり抜いた二人に、すでに号泣。
そして、女子パシュートのサムライ感がすごい。
期待されたことを、その通りに粛々とやりきる。
難しいことを当たり前にやってのける。
凛々しい勝ち姿。
美帆ちゃんの余裕のあるリードもさることながら、菜那姉ちゃんも小さい体で素晴らしい走り。
末っ子佐藤綾乃ちゃん、決勝の最後、文字通り決死の形相でゴールまで走り抜いた。
決勝まで皆を押し上げた、長女菊池さんの走りも無くては金メダル獲得は成し得ない。
日本の強みが最大限に発揮されていて、見ていて清々しかった!
また話は戻って、女子フィギュア。
宮原知子ちゃんが、本当の意味で花開いた瞬間を目撃。
正直言って、今まで彼女の演技に感動したことはなかった。
実直で確実だけど、華がないなぁなんて思ってた。
でも、今回は全く違った。
今まで積み重ねてきたことからの自信が全身から溢れていて、それを糧に
固く閉じていた蕾がほろほろと開いて、咲いたのは驚くほど大きくて美しい花。
演技中から、努力からなる美しさに心が震えて涙止まらず。
フリースケーティングの点数を見た瞬間声を上げてしまった。
そして、女子フィギュアシングル最終グループの戦いの激しさは物凄かった。
全員が自分の今できる最大を余すことなくやり切る。
あの美しい演技の裏には、それをやるための根性という美しさとは似ても似つかない物が
あるに違いない。
でも、それを見せない選手皆の優美な姿。
心を打たれる、ってこういう事かしら。
体が震えそうになるくらい、戦う姿に感動した。
結果後のインタビューも、宮原知子ちゃんは立派だった。
体だけでなく心まで鍛え上げた人の言葉は、一つ一つが丁寧で謙虚、そして静かな強さに満ちていてまた感動させられた。
その宮原知子ちゃんを始め、今回心を震わせてくれた選手達が多く口にしていた言葉が、
「 感謝と、喜びと楽しみ 」
何かの道を諦めず進み、今の自分を越えた人達が辿り着く境地はその辺りにあるのだろうか。
わたしもいつか、死ぬまでには、自分を越えて何かを見出せる日が来るかな。がんばろう。
…とまとめようと思ったら、高木菜那ちゃん獲りました!
マススタートで金メダル!!
嬉しくて嬉しくて、涙。
日々の鍛錬、一番のライバルが一番近くにいる天才であること、
辛いことも悔しいことも全て乗り越えてきた経験を、彼女らしい型で発揮して、結実した金。
本当に重くて輝かしいメダル、お姉ちゃんおめでとう!
時をほぼ同じくして、女子カーリングも銅メダル!
コーチのイケメンぶりもさることながら、キャプテン本橋麻里さんの
チームへの献身にメダルを捧げたい。
クールビューティな表情の裏側の、カーリングへの滾る情熱と冷静なチームマネジメントがなければ、あり得ないことだから。
自分が積み重ねてきたものを、自分らしく、内外からの重圧を物ともせず
全て出し切る。
文字にするのは簡単だけど、そうそう出来ることではない。
でも、それを出来た人だけが見られる景色がある。
それを見た時に、心からの笑顔と感謝があふれ出す。
その清々しい姿には、国を越えて心に響く感動を覚える。
オリンピックって、何だか分からないけど
恐ろしく凄い舞台。
2020年も楽しみでならない!!
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